ポスティングは効果ない?効果なしの原因と5つの改善方法|ポスティング.com

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ポスティングは効果ない?効果なしの原因と5つの改善方法

ポスティングは効果ない?効果なしの原因と5つの改善方法
スマホでの情報検索が当たり前になった昨今、紙のチラシを配布するポスティングには、「あまり効果がないのでは?」と思う人も少なくないかもしれません。

もしくは、一度ポスティングをやってみたものの、「まったく効果が出なかった」という人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、ポスティングで効果が出ない場合、以下の5つの問題点のいずれかに当てはまっている可能性があります。
・ チラシのターゲットが間違っている
・ 配布エリアの選定が間違っている
・ チラシのデザイン・メッセージが伝わりづらい
・ ポスティングの枚数・回数が足りていない
・ ポスティング業者の品質が良くない


この記事では、上記の5つの問題点の改善策についてくわしく解説しています。本記事を読むことで、ポスティングで効果を上げるコツが分かるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
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ポスティングは効果ないって本当?

これまでにポスティングをしたことが無い人にとっては、ポスティングの効果については気になるところでしょう。まずはポスティングの集客効果について、簡単にご紹介します。

ポスティングの反響は1%以下?

正直な話、ポスティングの反響率は決して高いとは言えません。チラシを配布するエリアや業種によっても異なるのですが、平均して0.01から0.3%を推移します。仮に1万枚のチラシを配布したとすると、多くて30人が反応する計算になります。

「確率として少なすぎるんじゃない?」と感じた人もいるかもしれません。しかし、ポスティングは今なお集客手段として需要があります。

たとえばピザ屋やデリバリーのチラシは定期的にポストに入ります。これはポスティングが地域密着の集客に適しているからです。「店舗から○km以内」「○○市の□□丁目」など、細かくエリアの指定ができるため、届けたい層に向けてチラシを配布することができます。

効果のないポスティングは「原因」を見つけよう

ポスティングはエリア選定やターゲットの指定などで効果アップを期待できますが、「これが最適解」という方程式があるわけではありません。

くわしくは次の章で解説しますが、「効果が無かった」というポスティングの場合、いくつかの原因が考えられます。原因を想定し、改善を加えることで反響につながった事例も多くあります。
関連コンテンツ:成功事例と集客効果

ポスティングが「効果ない」。考えられる5つの原因

ポスティングを行ってみたものの効果が実感できなかったという場合、想定される原因は以下の5つです。
ポスティング「効果なし」の5つの原因
それぞれの項目について、くわしく見ていきましょう。

チラシのターゲットが間違っている

まず考えられるのは、「チラシのターゲットの間違い」です。自社の商品・サービスを購入・利用するターゲット層について、再度リサーチしてみることをおすすめします。

たとえば、学習塾の生徒募集チラシを配るとしたら、「30~40代のファミリー層」がメインのターゲット層だと考えられます。エステサロンのチラシであれば、「20代独身女性」「20~30代の主婦層」などがターゲットとして考えられます。

これらのターゲット設定が曖昧なままだと、エリア選定やチラシのデザインなどもターゲットの焦点が定まらなくなり、効果のないポスティングになってしまいます。

配布エリアの選定が間違っている

ポスティングはチラシを配布するエリアを細かく指定できることが強みの1つです。反対に言えば、エリア選定を間違えてしまうと、思うような効果につながらない可能性があります。

たとえば、学習塾の生徒募集チラシを高齢者の多いエリアに配布しても効果が無いのは明白でしょう。ポスティングにおいては、地域の特性を理解したうえでのエリア選定が必要になってくるのです。

チラシのデザイン・メッセージが伝わりづらい

チラシのデザイン・メッセージもポスティング効果を左右するポイントです。ターゲットやエリア選定が正しくても、肝心のチラシが読みたくなる内容でなければ、反響にはつながりません。

読み手はチラシの良し悪しを、手に取ってから3秒~5秒で判断するといいます。ですので、手に取ってすぐに「続きが気になる」と思わせるようなチラシを作成する必要があります。

ポスティングで効果が得られなかった時、一度読み手の視点になって、チラシの内容を見返してみましょう。

ポスティングの枚数・回数が足りていない

一回のポスティングで配布するチラシの枚数、ポスティングの回数自体が少ない可能性もあります。冒頭の章でもお伝えしましたが、ポスティングの反響率はおおむね1%以下です。たとえば飲食・デリバリーなどのように、年代を問わず需要がある業種は反響率も高まる傾向にあります。一方で、不動産・リフォームなど、ターゲットが狭い業種では一定の枚数を配布しないと反響に繋がりにくいです。

ポスティングはプッシュ型の宣伝方法なので、読み手側のタイミングは操作できません。ターゲットやエリア選定が正しくても、投函されたタイミングが合わずチラシが読まれなかった可能性もあります。そのため、「1回やってみて効果が無かったからもう止めよう」という判断は少々もったいないです。

まとまった部数でもう一度ポスティングを実施することで、ポスティングの結果が変わるかもしれません。

ポスティング業者の品質が良くない

ネットで検索すれば数多くのポスティング業者がヒットしますが、その品質は千差万別です。品質の良くないポスティング業者に依頼してしまうと、思うような効果が得られないことがあります。

ここでいう「品質」とは、たとえば「配布スタッフがサボっている」「配布期間に間に合わせるために配布作業が雑になっている」などが挙げられます。

ポスティング業者の見分け方については次の章でご紹介しますが、ネット上での評判を参照すると、その業者の品質を推し量ることも可能です。

当サイトポスティング.comに掲載しているポスティング業者は、いずれも顧客満足度の高い業者です。「どの業者に依頼したらいいか分からない」という場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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ポスティングの効果を高めるための5つのポイント

ここからは、ポスティングの効果を高めるポイントを5つご紹介します。
ポスティングの効果を高める5つのポイント

チラシの「ペルソナ」を決める

ポスティングは「どんな人にチラシを届けたいか」といった、ターゲット設定が重要になります。ターゲット設定は、なるべく細かくイメージした方が効果アップにつながります。

たとえるなら、好きな人へラブレターを送るようなものです。ネットに公開されているような定型文では誰かの心を掴むことはできません。「特定の誰か」を想定することで、その人へ向けたデザイン・メッセージも作りやすくなるでしょう。

顧客の心理を理解するための「ペルソナ」について

ターゲットをさらに掘り下げた「ペルソナ」という概念があります。ペルソナとは、商品・サービスを提供するうえでの「架空の人物像」のことを指します。

たとえば「20代の女性」よりも、「27歳女性・都内在住・貿易会社事務」といった詳細な情報が決まっている方が、より顧客ニーズや購買動機を掘り下げることができます。
ペルソナについて
具体例として、美容化粧品を宣伝する際のペルソナ設定をご紹介します。
項目 概要
氏名 山田 花子
年齢・性別 27歳 女性
居住地 東京都中野区
職業 貿易会社事務
年収 360万円
家族構成 一人暮らし
趣味 一人暮らし
性格・考え方 社交的な性格で、初対面の人とも打ち解けやすい。
今抱えている悩み 仕事での責任も増え、残業が多くなった。健康や美容に意識が回らなくなってきた。
商品・サービスを利用する動機・目的 30代に向けて肌の健康を維持したい。値段的にも手頃な美容液・乳液が欲しい。
特に重要なのは、ペルソナが「今抱えている悩み」「商品・サービスを利用する動機・目的」の部分です。この部分を掘り下げることで、チラシでの訴求ポイントも明確になってきます。

配布エリアは「商圏」をベースに選定する

配布エリアを決める指標の1つに「商圏」があります。商圏とは、店舗・事業所が集客できる範囲のことです。商圏には、以下の3つの範囲があります。
一次商圏 顧客が徒歩10~15分で通える範囲
二次商圏 顧客が自転車で10~15分で通える範囲
三次商圏 顧客が車・電車で30~40分で通える範囲
商圏内の地域の特性、人口・世帯数、年齢層などをリサーチすることで、ポスティングで効果的なエリアを絞り込んでいくことができます。

エリア選定には「商圏バリア」対策も必要

配布エリアの選定で見落としがちなのが、「商圏バリア」です。商圏バリアとは、来店・集客を阻害するような要素のことです。

たとえば、地図上では直線で示されているルートでも、実際に歩いてみると坂道や線路があることがあります。すると、顧客の足が遠のいてしまう可能性があるのです。また、商圏内に競合となる店舗があると、顧客の流動が分散される傾向もあります。

商圏バリア対策としては、商圏を分断するような障害があるエリアの場合、思いきってそのエリアは捨ててしまうことも選択肢の1つです。

実際にエリアを歩いて初めて分かる要素もあると思いますので、配布エリアを歩いてみたり、エリアの特性に詳しいポスティング業者にアドバイスをもらうのも良いでしょう。

ポスティング業者の多くはGIS(地理情報システム)と呼ばれる、国勢調査に基づいた地理データを参照しています。そのエリアでの人口・世帯数、男女比、年齢層、年収帯などのデータが分かります。
関連コンテンツ:GISポスティングとは…?

読まれるチラシデザインを作成する

読まれるチラシデザイン作成には、いくつかのポイントがあります。決して優れたデザインセンスは必要ありませんので、どなたでも参考にできる内容になっています。

USP(自社の商品・サービス独自の強み)を見つける

マーケティング用語の1つに「USP(Unique Selling Proposition)」というものがあります。日本語で言うと「自社の商品・サービス独自の強み」を指します。ポスティングチラシは顧客への提案になります。いわば顧客の欲しいもの・抱えている悩みに対して、自社だからこそ提供できる価値を見出す必要があります。
USP(Unique Selling Proposition)
有名な例で言えば、ダイソンのキャッチコピーである「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」があります。吸引力の強さを売りにしている掃除機はたくさんありますが、それらと差別化を図るために「吸引力が変わらない」という独自の強みを打ち出しています。

このように、自社の商品・サービス固有のアイデンティティーを見つけることで、読み手に訴えかけるメッセージを作ることができます。

PASONAの法則に則ったチラシ構成にする

ポスティングはプッシュ型の宣伝手法ですから、読み手のタイミングを操作することができません。そのため、「この商品・サービスを試してみたい」という強い動機を呼び起こすようなチラシになっていないと、ほとんどの人は行動に移してくれないでしょう。

読み手の行動を喚起するための法則に、「PASONAの法則」があります。PASONAの法則とは、6つの単語の頭文字から取られています。
Problem(問題):読み手が抱えている悩みや欲求
Affinity(親近感):読み手へ共感し、問題の中身を掘り下げる
Solution(解決策):問題解決のための具体的な方法の提示
Offer(特典):解決策を導入してもらうための特典
Narrowing Down(絞り込み):期間を限定し、今すぐ行動するべき理由を示す
Action(行動):行動してもらえるよう呼びかける


これらの単語の順番に構成していくだけでも、チラシの訴求力は強くなると思います。ここからさらにクオリティを上げていくには、あわせて「Evidence(証拠・根拠)」「User voice(お客様の声)」を提示すると良いでしょう。

以下に、PASONAの法則を用いた美容化粧水のメッセージ例を紹介します。
Problem(問題) これまで通りの方法でケアしてきたのに、肌の乾燥が気になってきた
Affinity(親近感) 「同い年の友達はあんなに若く見えるのに…」と感じていませんか?
Solution(解決策) いつまでも変わらぬ若さを維持できる化粧水の登場
Evidence(証拠・根拠) 有名インフルエンサーのAさんも愛用!売上1,000万個突破
User voice(お客様の声) ご愛用者様から嬉しいお声が届いています
Offer(特典) 通常価格3,980円のところ、初回につき1,980円でご提供
Narrowing Down(絞り込み) お1人様1点限り、先着500名様限定の特別価格です
Action(行動) 今すぐご購入を!

商品・サービスのメリットを伝えるキャッチコピーの作成

写真やイラストなどの要素は目に留まりやすいですが、それだけで何に関する情報なのかを推し量ることはできません。では何が必要になるかというと、商品・サービスのメリットがひと目で分かる「キャッチコピー」です。

チラシの印象は手に取って数秒で決まると言われているので、誰もがチラシの内容を隅から隅まで確認してくれるわけではありません。自分にとって必要な内容であるのかどうかを確認するために、読み手はキャッチコピーを拾い読みするかたちとなります。だからこそ、チラシ作りにおいてキャッチコピーは重要なのです。

キャッチコピー作成のステップは、次の4つです。
キャッチコピー作成のステップ
STEP1:ターゲットを明確にする
STEP2:ターゲットの悩み・ニーズをリストアップ
STEP3:悩み・ニーズに即した商品・サービスの特長をリストアップ
STEP4:コピーの作成


以下は、学習塾の生徒募集チラシのキャッチコピー例です。
ターゲット 大学受験を控えた高校生の親
悩み・ニーズ 子供を○○大学に合格させたい、現状の子供の偏差値に不安がある etc…
サービスの特長 現役○○大生の講師、マンツーマンの指導、個人の理解度に合わせたカリキュラム etc…
キャッチコピー ・昨年度○○大学合格者数、98名!
・志望校合格を叶える無敵のカリキュラム!
・現役〇〇生が分かるまで徹底指導!

情報が整理されたレイアウトにする

たとえば、文字だけでビッシリと埋まったチラシがポストに入っていたとしても、余程時間に余裕がある時でない限り、「しっかり読んでみよう」という気にはならないでしょう。パッと見た時の情報が整理されているチラシは、他社よりも頭一つ抜けた印象を与えます。

見やすいレイアウトのポイントとしては、以下の5点があります。
・ チラシはブロックごとに情報を分ける
・ 文字や画像の端はそろえる
・ 色の配分は70:2:5が最適
・ 適度な余白も必要
・ フォントは種類を使いすぎない


これらのポイントを踏襲するだけでも、格段にチラシの見やすさは変わります。

チラシは「ABテスト」も重要

可能であれば2パターンのチラシを用意しておき、どちらがより反響が高かったかABテストを行うのがおすすめです。

仮にパターンAの反響率が0.2%、パターンBが0.4%だったとします。この場合、BのチラシにあってAのチラシにない要素が明白なので、より効果の高いチラシデザインを選択することができます。

ABテストにおいては、まったく異なるデザインを用意する必要はありません。たとえばキャッチコピーを2種類、メインの画像を2種類、といった一要素の変更で構いません。むしろその方が反響の高かったポイントを抽出しやすくなります。

また、ポスティングの効果は配布するタイミングによっても異なりますので、同じ条件下でABテストを行った方が、より正確なデータを集計できます。

配布後は必ず効果測定を行う

ポスティングの効果を実感するためには、適切な効果測定の方法を決めておく必要があります。主な効果測定の方法としては、以下の3つがあります。
効果測定の主な方法

アンケートで「商品・サービスを知ったきっかけ」を聞く

お客様が来店した際に、「商品・サービスを知ったきっかけは何ですか?」とアンケートを取る方法があります。お客様が「チラシを見て来ました」と回答すれば、チラシの反響としてカウントできます。お客様と直接やり取りすることで、顧客コミュニケーションの向上にもつながります。

一方で、アンケートはお客様の時間を奪うことにもなります。また、中には回答を拒否するお客様もいるので、正確なデータを測定することは難しい方法でもあります。

クーポンの回収率を測定する

チラシに割引や無料のクーポンをつけることで、「クーポンの回収率=チラシの反響」としてカウントできます。また、顧客にとってのメリットの大きいクーポンは、顧客の次の行動を促しやすい効果があります。

しかし、クーポンはすぐに使わないと忘れられてしまう可能性があります。そのため、クーポンには有効期限を設けておくと、「すぐにクーポンを利用しよう」という気持ちにもつながりやすくなります。

チラシ専用のWEBサイト・電話番号を設置する

少し手間のかかる工程ではありますが、チラシ専用のWEBサイト・電話番号を設置する方法もあります。「専用のサイト・電話番号からの注文=チラシの反響」になりますので、正確なデータを集計することができます。

また、近年ではスマホの利用は当たり前ですので、チラシに専用サイトへのQRコードを記載しておくと、QRを読み取ってくれることも多いです。

専用サイトや電話番号の設置にはコストもかかりますので、予算と相談しつつ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

測定後は改善点を見つけ再度ポスティングを

効果測定の方法について紹介してきましたが、最も大切なのは「測定後に改善点を見つけること」です。効果測定の結果、想定していた反響を得られなかったのであれば、どこが問題だったのかを見つけ、改善していきましょう。

改善点を踏まえ再度ポスティングをした結果、効果が上がったのであれば正しく軌道修正できている証拠です。「ポスティング → 効果測定 → 改善 → ポスティング」のサイクルを回していくことが、ポスティング成功のポイントです。

また、複数回ポスティングを行うことで、徐々に商品・サービスの認知度が高まる可能性もあります。「ザイオンス効果」といって、人は繰り返し見聞きしている対象に対して、親しみや親近感を抱きやすいという、心理学で実証されている効果でもあります。

ポスティングを続けることで反響率が右肩上がりを続けることは難しいかもしれません。しかし月に1回、半年に1回と、決まったエリアに定期的にポスティングを行うことで、認知度は確実に高まっていくでしょう。

品質の良いポスティング業者に配布を依頼する

ポスティング業者の品質は玉石混交であり、ポスティングで一定効果を見込むとなると業者選びも重要なポイントとなります。

品質の良いポスティング業者を見極めるポイントとしては、以下の4点があります。
・ 費用の安さだけで業者を選ばない
・ 配布スタッフが在籍しているかどうか確認する
・ 配布スタッフの管理体制について確認する
・ 複数の業者で見積もりを行い、比較する


各ポイントの詳細につきましては以下の記事にくわしく書いています。あわせて参考にしてみてください。
4点目の「複数の業者で見積もりを行い、比較する」につきましては、ぜひ本サイトポスティング.comをご活用ください。全国100社を超える優良ポスティング業者を掲載しており、一括での相見積もりが可能です。
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まとめ|戦略的なポスティングで「効果ない」を卒業しよう

今回はポスティングの効果が出ない原因とその対策について解説してきました。ポスティングで効果が実感できない場合、原因を突き止め改善を行うことは可能です。

配布後の結果を正しく把握し改善を加えていくことで、ポスティングの効果も上がっていくかもしれません。

この記事が皆様の正しいポスティング戦略に役立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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