マンションにポスティングは違法?配布可能か見分ける方法を紹介
執筆者: 株式会社アドネット
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マンションには多くの住人が住んでおり、エントランスには集合ポストがあることから、一度にたくさんのチラシを配布することができます。ポスティングは必ずしも「数打てば当たる」とは限りませんが、チラシが多くの人に届けば、それだけチラシを見てもらえる可能性が増すのは事実です。
しかし、マンションへのポスティングには注意も必要です。近年はセキュリティの意識も増し、ポスティングができるマンションとできないマンションに二分されています。そして、ポスティングができないマンションにチラシを投函してしまった場合、トラブルやクレームに発展する可能性があります。
この記事では、ポスティング可能なマンションの見分け方、マンションへのポスティングのメリット・注意点を中心にくわしく解説を行います。
結論:マンションへのポスティングは違法にならない。けれど…
結論から言えば、マンションへのポスティングは違法ではありません。しかし、冒頭でもお伝えしたように、ポスティングが禁止されているマンションもあり、チラシを配布が可能かどうかはきちんと見極める必要があります。
ポスティング禁止のマンションに誤ってチラシを投函してしまった場合、住人との間でトラブルやクレームに発展するおそれがあります。次の章からは、ポスティングが可能なマンションの見分け方について、くわしくご紹介します。
ポスティング可能なマンションの見分け方
ポスティング可能なマンションを見分けられれば、不用意なトラブルやクレームを回避することができます。ポスティングが可能なマンション、できないマンションのそれぞれの特徴についてご紹介します。
ポスティング可能なマンションの特徴
ポスティング可能なマンションの特徴は以下の3つです。
管理人から配布許可をもらえたマンション
大規模なマンションはエントランス部分に管理人室があり、管理人が常駐しているケースが多いです。チラシを配布する前に管理人に許可をもらえていれば、問題なくチラシを配布することができます。もしも「配布しないで」と言われたら、そのマンションからは立ち去るようにしましょう。
管理人が不在の場合は、集合ポストの前まで行ってみて、他にもチラシが投函されているようであればチラシを配布して大丈夫です。また、チラシを投函している途中に管理人や住人に声をかけられれば、「ポスティングでチラシを配布させていただいています」という旨を伝えるようにしましょう。
「配布禁止」の表示がないマンション
ポスティングができないマンションの場合、エントランス部分に「配布禁止」の表示があることが多いです。表示がない場合であれば、チラシを配布しても問題ありません。
また、集合ポストの近くに「チラシ専用のごみ箱」があれば、日常的にチラシが投函されている証拠になります。
オートロックが無く、集合ポストまでたどり着けるマンション
集合ポストまでオートロックなどのセキュリティを通らずたどり着けるマンションは、ポスティングが可能です。築年数の長いマンションなどはセキュリティが厳重でない割合が高いので、比較的チラシを配布しやすいでしょう。
ポスティングできないマンションの特徴
ポスティングができないマンションの特徴としては、以下の2つが挙げられます。
「配布禁止」の表示があるマンション
エントランス部分に「配布禁止」にまつわる文言が掲示されている場合、チラシを配布しないのが賢明です。特に「ポスティング行為が確認された場合、警察へ通報します」などの強い文言があった場合、無視してポスティングを行うと高い確率でトラブルに発展します。そうすると、かえって企業や店舗のイメージダウンになってしまうでしょう。
また、エントランス部分に表示が無くても、集合ポストの特定の号室のポストにのみ「配布禁止」の表示があるケースもあります。順番に投函している際に見落としがちなので、注意が必要です。「配布禁止」の意思表示を無視してポスティングを行った場合、住人からのクレームだけでなく、最悪の場合「軽犯罪法」に抵触するおそれもあります。
セキュリティの厳重なマンション
築年数の浅いマンションはセキュリティが厳重なところが多く、オートロックを抜けないと集合ポストに辿り着けないケースがあります。この場合、住人以外はそもそも中へ入ることを許可されていないと考えるべきです。
仮にオートロックを突破して敷地内へ侵入した場合、「住居侵入罪」に該当する行為になりますので、決してしないようにしましょう。
マンションへポスティングをする3つのメリット
ここからは、マンションへポスティングをするメリットを3点ご紹介します。
マンションの形態によってターゲットしやすい
マンションは同じ属性の住人が住んでいる可能性が高いです。ワンルームマンションであれば単身者が多いですし、2LDK以上や分譲マンションであれば、家族で住んでいる可能性が高いです。また、駅近の物件であれば通勤・通学をする住人が集まっています。
自社の商品・サービスに応じて配布先を絞り込むことで、高いリーチが期待できます。
集合ポストで効率よく配布ができる
集合ポストであれば一度に大量のチラシを配布することができるため、ポスティングの効率面でもプラスになります。また、多くの住人にアプローチすることで、チラシを見て行動してくれる可能性も高まります。
マンションによっては富裕層にもアプローチが可能
タワーマンションや分譲マンションには、所得の高い富裕層が住んでいる傾向があります。そのため、高級商材やサービスにまつわるチラシで反響が獲得しやすいでしょう。
一方で、これらのマンションはセキュリティ面も厳重な可能性が高いので、ポスティングが可能かどうかはきちんと確認しておくようにしましょう。
マンションへのポスティングで注意すること
続いて、マンションへのポスティングで注意すべき点についてお伝えします。
「配布禁止」のマンションは多い
近年は防犯意識も高まっているので、ポスティングを禁止にしているマンションは増加傾向にあります。特に管理人が24時間常駐しているようなマンションは高確率で「配布禁止」のルールが設けられていると考えられます。
また、築年数の浅いマンションはオートロック式のエントランスで、そもそもポストまでたどり着けないケースも多いです。
クレームにつながる可能性もある
「配布禁止」の有無に限らず、ポスティングによるクレームは発生します。たとえば「ぐちゃぐちゃのチラシが投函されていた」といった配布品質を問う内容や、「配布している人にあいさつをしたが無視された」といったクレームもあります。
万が一クレームに発展した場合は、初動が肝心です。ポスティングのクレームへの対処法は以下の記事でくわしく解説していますので、あわせてご参照ください。
ポスティング業者に依頼すると料金は割高になる
チラシの配布方法には、大きく分けて「ローラー配布(軒並み配布)」と「セグメント配布」の2つがあります。
ローラー配布(軒並み配布) |
セグメント配布 |
エリア内にあるすべてのポストを対象に配布する方法 |
エリア内で「戸建て住宅のみ」「集合住宅のみ」など、建物の形態を絞って配布する方法 |
マンションへの配布はセグメント配布に含まれますが、ローラー配布に比べると費用が割高になります。建物の種類を絞ってポスティングをする場合、建物を選別する工程が発生するからです。あくまで目安の費用となりますが、1枚あたり5~10円が相場になります。
マンションへのポスティングで反響を出すには
最後に、マンションへのポスティングで反響を高めるためのポイントを3点ご紹介します。
ターゲットによってチラシの内容を変えて配布する
マンションの規模や間取りによって、単身者が多いのかファミリー世帯が多いのか、おおよその傾向が見えてきます。同じ商品・サービスを紹介するチラシでも、ターゲットに合わせて一部の文言やデザインを変えた2種類のチラシを用意しておくことをおすすめします。
2種類のチラシを同時に配布し、反響の違いを分析する方法を「ABテスト」と呼びます。たとえばAのチラシは商品の安さについてのキャッチコピーを、Bのチラシには商品の性能についてのキャッチコピーを載せていたとします。
同じ条件下で配布し、Bのチラシの方が反響が高かった場合、「読み手は商品の安さよりも性能に興味がある」と推測することができます。この結果をもとに、商品の性能を前面に押し出したチラシに変更し、再度ポスティングを行ってみてもよいかもしれません。
マンションの住民層と自社の商材との相性を考える
マンションに住む住民層と、自社の商品・サービスのターゲットが一致しているかどうかも、検討しておくべきポイントです。ターゲットが合致しないマンションへチラシを配布したとしても、大きな反響は期待できないでしょう。
自社の商品・サービスについてターゲットや特徴を明確にしておくことは必須です。そのうえで、正しい配布エリアを選択するために商圏分析を行いましょう。市区町村のホームページを見れば人口・世帯数などの情報が分かりますし、商圏を歩いてみるだけでも、どんな年代の人が多いかが見えてきます。
マンションへの配布実績があるポスティング業者に依頼する
ポスティング業者によっては、マンションだけの配布を請け負っていないところもあります。そのため、マンション配布の実績がある業者かどうかは事前に確認が必要でしょう。あわせて、クレームが起きた際の対応や、配布報告・スタッフの管理体制が明確か、といったポスティング業者の品質も見ておくべきです。
特にマンションへのポスティングの場合は、配布エリアの地理情報や人口・世帯数・年齢層などの統計データも重要になります。GIS(地理情報システム)を導入している業者であれば、これらの情報について正確なデータに基づきエリアを絞り込むことができます。
まとめ|マンションへのポスティングはルールを厳守しよう
今回は、ポスティング可能なマンションの見分け方、マンションポスティングのメリット・デメリットを中心に解説してきました。
配布の効率面や富裕層にもアプローチが可能な点は、マンションポスティングならではのメリットと言えそうですが、一方で注意点にも目を向けなければいけません。ルールを無視したポスティングは企業や店舗のイメージダウンにもつながりますので、丁寧に・確実にポスティングをしていく必要があります。そのため、ポスティングは専門の業者に依頼するのをおすすめします。
当サイトポスティング.comでは、全国100社以上の優良ポスティング業者の情報を掲載しています。マンションポスティングの実績がある業者も多数ありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。複数業者への見積もり依頼も無料でできます。ぜひ、皆様の販促活動にお役立てください。
最後までご覧いただきありがとうございました。