ポスティングの回数を増やせば反響率も上がる?
ポスティングを初めて実施する方からすると、「ポスティングは一回やって終わり」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、正確な反響率を把握し、ポスティングの効果を最大限に高めていくためには一度のポスティングでは不十分な側面もあります。
この記事では、ポスティング回数と反響率の関係についてご紹介したいと思います。
ポスティングは「複数回実施」がいい理由
「一度ポスティングを実施すれば、たくさんのお問い合わせやお客様の来店があるんじゃないか……」
そんな期待を寄せている方もいるかもしれません。
しかし実際には、一度のポスティングにおける反響率はおよそ0.01~0.3%といわれています。
この数字は仮に1,000枚のチラシを配った時に、多くて3人のお客様が問い合わせや来店といった行動に移すという計算になります。
このように、一度のポスティングで得られる反響率は決して高いものではありません。
しかしポスティングを二度、三度と実施していくことで、反響率は上げられる可能性があるのです。
一人の配布スタッフが1日で配れる枚数は?
一人の配布スタッフが一日で配れるチラシの枚数は、配布効率によって変わります。
また、配布スタッフ自身のポスティングへの習熟度によっても差はあるでしょう。
配布エリア内に建物が多い場合は、建物間の移動もしやすく、短時間でチラシをさばくことができます。
反対に住宅密集度が低ければ、それだけ建物間の移動にも時間がかかるため、配布効率が下がることとなります。
以上の事柄をふまえると、
一日あたりの平均配布枚数としては300~1,000枚が相場となるでしょう。
ポスティングを複数回実施するにあたっては、配布効率のよいエリア選択なども、反響率を上げるポイントとなります。
リンク:
ポスティング雑学22 配布エリアの決め方
ポスティングは複数回行うことで反響率が上がる理由「単純接触効果」
なぜポスティングの回数を増やすことで反響率が上がるのでしょうか。
それは「単純接触効果」という心理的要素によって説明ができます。
「単純接触効果」とは?
単純接触効果とは、はじめは興味のなかった事柄に対し、何度も接することで興味を持つようになる現象のことを指します。
たとえば皆さんの中で、何となく聞き流しているCMソングを無意識のうちに口ずさむようになっていた、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ポスティングにおいても同様のことが言えます。
チラッと見ただけで捨てていたチラシの文言や特徴的なイラストが、何度か手に取るうちに無意識に刷り込まれ、徐々に興味や愛着を抱くにいたる可能性も十二分にあるのです。
実際に、最初は大きな反響率を見込めなかった企業や店舗が、複数回ポスティングを実施するうちに反響率を上げていった事例はたくさんあります。
ポスティングを行う頻度はどのくらいが理想?
予算のご都合もあるかと思いますが、可能ならば週に一度のペースでポスティングを行うのが理想です。
中でも飲食店やデリバリー系の商品・サービスチラシは平日よりも週末の方が人々の購買意欲は高まっている傾向があります。
しかし、そのことを知っている同業他社も多くいることが考えられます。場合によっては多くのチラシの中に自社のチラシが埋もれてしまう可能性もあります。
平日と週末どちらがより反響率が高かったかデータを取ってみるのもおすすめです。
ポスティング後の「効果測定」も重要
ただやみくもにポスティング回数を増やすだけでは、反響率を上げるのは難しいでしょう。
ポスティング効果を最大限に高めていくには、まずは現状の把握、そして次回以降の戦略を立てていく必要があります。
ポスティングの効果測定の方法としては、主に以下の3つの方法が挙げられます。
- ■来店時に確認・アンケートを実施する
- ■チラシにQRコードやクーポンをつける
- ■専用アドレスや専用サイトの設置
具体的にチラシを見たお客様がどのくらいいるのかを確認することで反響率を導き出すことができます。
反響率(%)=反響数÷チラシ配布部数×100
次回以降の反響率を上げていくために「配布エリア・ターゲットの見直しをする」「配布する曜日を変えてみる」など、さまざまな戦略を立てることができるでしょう。
おわりに
配布頻度と反響率の関係についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
配布ペースや配布時期を戦略的に行うことで、反響率を上げていくことは十分に可能です。
また、「配布枚数を増やしたいけど、自社の人員では手が回らない」といった場合は、ポスティング業者へ配布を依頼するのもおすすめです。
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