ポスティングとは…?
ポスティングとは、さまざまな販促物(カタログ・パンフレット・冊子・チラシ・試供品)を各ご家庭や事業所にダイレクトに配布していく最も即効性があり効果的な広告手段です。 またターゲットを絞って配布することができます。
例えば、戸建のみ、集合住宅のみ配布することや、指定物件のみ配布する方法など、無駄のない配布が可能です。
ポスティングの歴史は古く、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代当時はチラシは引札と呼ばれていたそうで、呉服商越後屋(現在の三越)が『現金掛け値なし』という謳い文句の引札を配布して、江戸一番のお店までのぼりつめたと言われています。
費用対効果に優れ反響率が高い
ポスティングが他の広告媒体と比べ、費用対効果に優れ反響率が高い理由としては、販促物を直接ターゲットに届けられることがあげられます。
受取る側は、ポストの中を確認する動作は、日常の中で習慣になっている事柄の一つだと思います。
ポストの中の郵便物、新聞、ダイレクトメール、チラシ等の中から自分にとって、必要な物だけをチョイスします。不必要な物は処分する。その一連の動作の中で、要るいらないを判断する為に一瞬でも販促物に目を通します。その一瞬の目視にチャンスを見い出し反響へ導くのがポスティングと言えるでしょう。
昨今では新聞の購読率の低下にともない、首都圏では購読率が67%まで下がってます。カバー率も世帯数の40%~70%しかアピールできません。その点、ポスティングは世帯数の70%~90%カバーできるので、より多くの人にアピールすることができます。
また公共性のある販促物であれば、全世帯に対してアピールすることも可能です。その為、地域によっては、市・区の広報誌もポスティングによって各世帯にお届けされています。
さらに、インターネットの普及によって、情報過多の時代に入り、選ぶ側も選択肢が増え、広告反響が以前の様に期待できなくなっているのが現状です。そんな時代だからこそ、直接ターゲットにアピールできるポスティングが見直されています。
ポスティングのメリット
ポストへ直接お届けし、日々の郵便物とともに手に取っていただくことができます。その時々の反響はもちろん、ポスティングを何度か繰り返して行っていくことで、累積効果による認知度の向上も期待できます。認知度が向上することにより、消費者の記憶に残り、必要な時に思い出して利用していただけるケースもあります。
同じくポストに投函する新聞折込では、年々新聞購読率が低下しており、広告が消費者へ届く割合が低下しています。また、近年増加傾向にあるインターネット広告やWEBサイトでの販促は、自社の存在を知らない消費者の目に届きにくいというデメリットもあります。一方ポスティングは、地域内のポストに投函することから、その地域にお住いの幅広い層へのアピールが可能です。最近ではポスティングのチラシにWEBサイトやSNSなどの情報を記載して、相乗効果を狙う手法も増えています。
合わせて確認しておきたい関連コンテンツ:
成功事例と集客効果
ポスティングのデメリット
悪天候により、チラシの配布が遅れる場合があります。一件ずつ、人の手で配布を行っているため、悪天候の場合は配布が延期になってしまうことがあり、配布予備日を設定しています。しかし、梅雨や台風の多い時期などは、余分に予備日を設定する必要があり、通常よりも早い段階でチラシを用意しなければならない可能性があります。
一件一件、様々な方へ配布しているという特性上、反響のほかにクレームが出ることもありますが、「チラシお断りと書いてあるのに投函された」、「乱雑な投函がされている」などクレームの多くはポスティング業者によるものです。そのため、ポスティングスタッフの教育や研修をしっかりと行っている業者を選ぶことにより、事前に回避することが可能となります。また、万が一の場合にも、クレーム対応をしてくれる業者を選ぶことで安心してポスティングを依頼することができます。
ポスティング料金 どのように料金を算出しているのか?
ポスティング単価は次の4つの要素で決まります。
① チラシのサイズ・重量
チラシのサイズが大きくなるにつれて単価が上がります。チラシが折ってある場合には、拡げたサイズとなります。DMやPP袋に封入されている配布物の場合は、その重量により配布単価が設定されます。また、折り作業やホチキス止め作業、PP袋への封入作業が必要な場合はそれらの単価も加わります。
② 配布方法
一般的に「軒並み配布」・「集合住宅配布」・「一戸建て配布」があり、その順で配布単価が高くなります。
合わせて確認しておきたい関連コンテンツ:
選べる配布方法
③ 配布期間
配布期間が長ければ、業者の方で配布日程を調整しやすいため単価が安くなる傾向にあります。
④ その他サービスを提供するうえで必要になる経費
上記の要素の中には、配布員に支払う給与・業務にかかわる間接費・運営費が含まれています。それらは、適正かつ正確な業務を遂行し、サービスを提供するうえで必要となるものです。
以上4つの要素でポスティングの単価は決められていますが、中には極端に配布単価が安い業者が存在します。そういった業者は、依頼された配布部数を全数配布していなかったり(間引き行為)、適正な業務を行っていなかったりするケースがあります。
単独配布とは?・併配(へいはい)とは?
単独配布:単配(たんぱい)とも呼ばれる、ポストにつき1枚のみで配布する方法です。他社のチラシの配布を待つことが無いため、日時の詳細な指定が可能になります。しかしその反面、後述の併配に比べて費用が高額になります。
併配:他社のチラシを一緒にポストへ配布する方法です。配布単価を安く抑えることができるため、単価を抑えた分配布エリアや枚数を広げたり、ターゲットとなる住居を絞り込んでみたり、ポスティングの幅も広がります。その反面、決められた曜日にしか配布を行っていないなどの理由から、日時の指定ができない場合があります。
合わせて確認しておきたい関連コンテンツ:
配布形態について
単独(たんぱい)と併配(へいはい)どちらがおススメ?
併配をお勧めいたします。単配のメリットは、一枚で配布することによりポスト内で消費者の目につきやすい点と日時などの指定が可能な点の2点になります。
しかし、単配でチラシを配布しても、その後に他社のチラシが複数枚投函されてしまう可能性もあります。住人の生活リズムによってポストを開ける時間帯も変わってくるため、時間指定を行ったとしても自社のチラシが一番上に投函されているとは限らず、視認率は併配とほとんど変わりありません。単配のほうが、単価が高いことを考えると、費用対効果の面からも併配をお勧めいたします。
しかし、併配は配布する曜日が決まっていることが多いため、配布する日時を変更できない場合には単配を選択する方が良いでしょう。