ポスティングチラシで便利屋の集客が変わる!チラシ販促の成功事例
執筆者: 株式会社アドネット
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「2人に1人が高齢者」という超高齢化社会を迎えようとしている現代日本社会。この追い風を受けて、業界が拡大しているのが便利屋業者です。インターネットでの情報収集を得意としない高齢者層がメインターゲット層となることから、便利屋業の販促では昔ながらの「ポスティングチラシ」という手段が集客の大きな力となるとされています。とは言えチラシは「ただ社名と電話番号を入れて撒けばOK」というものではありません。チラシ掲載情報やデザインに気を配るかどうかで、便利屋のチラシ反応率・反響率は大きく変わってくるのです。ポスティングチラシによるマーケティングで集客に成功した業者は、チラシをどのように使いこなしているのでしょうか?ここではその成功事例を見ていきましょう。
絞り込んだサービスアピールで反応率が5倍に
便利屋業を開業して1年程になるAさん。しかし「マルチな便利屋・何でもおまかせください!」というキャッチコピーで作ったチラシやホームページへの反応率はあまり良くなく、売上が伸びない点を悩みとしていました。そこでAさんは、ポスティングするチラシで紹介するサービス例をあえてグッと絞り込むことに。対応エリアに高齢者層が多いという点に着目し、シニア層が日常的に手伝いを必要とする作業である「電球交換・蛍光灯取替」を前面に出したチラシを制作することにしたのです。
キャッチコピーには「高いところの電球、変えにくくて困っていませんか?」という問いかけ型の文言を採用。黄色い太文字でキャッチコピーは大きく配置し、チラシを目にした瞬間に問いかけ文が目に入るようにしました。また在籍スタッフが電球を取り替えている姿の画像を大きく掲載し、チラシを1秒見るだけでも「日常的な作業に対応する業者である」というイメージを与えられるように工夫。清潔な作業着で交換対応を行っているスタッフの姿を画像で見せることで、業者への信頼度も上げるようにしています。また電球交換以外のサービス例も事例を「テレビ配線」「買い物代行」といった身近なもののみとし、テキスト量を抑えて文字のポイント数をできるだけ大きくするように配慮しました。メインターゲット層が高齢者層であることから、老眼鏡等が無い状態でも内容を理解できるように意識しています。
チラシ配布は対応可能なエリア範囲の中でも、高齢者層が多い地域を選んで細かく指定しポスティングを依頼。チラシへの反応は早く、配布翌日から「本当に電球交換だけでも来てもらえるんですか?」といった問い合わせ/依頼の電話が入るようになりました。反応率は宣伝改善前の5倍近くにまで上昇。「電球交換といったちょっとした作業でも依頼できる」という認知度がアップしたことでリピート依頼・口コミ依頼も増え、現在では安定した依頼数を得られる業者へと成長しています。
季節に合わせた特別キャンペーンで依頼数185%アップ
1年前にサービス対応エリアを拡大した便利屋業B社。しかし範囲を広げた地域には競合する業者が多く、顧客の新規獲得競争になかなか勝てない点が悩みのタネとなっていました。そこでB社は、サービス拡大エリアでの新規顧客獲得・認知度アップを狙いとして「年末特別キャンペーン」を展開する戦略を採用。ポスティングチラシをメインとした販促を行うことにしたのです。
チラシには「大掃除でスッキリさせたい…でも『なかなかできない』がありませんか?」というキャッチコピーを大きく配置。「不用品がなかなか捨てられない」「エアコン掃除や外窓掃除が辛い」「庭の手入れにまで手が回らない」といった大掃除のトラブル実例を、イラストと共に掲載しました。また下段には施工例として、不用品だらけの部屋からスッキリと片付いた部屋へと片付いた実例を「ビフォー画像・アフター画像」として掲載。チラシにサッと目を通しただけで「年末の部屋が片付く」というイメージを持てるように工夫しています。また利用料金については、「エアコン掃除」「不用品の回収」といった基本サービス例を挙げて基本料金を示してから、「キャンペーン価格」として割引価格を大文字で提示。「年内申込の方だけの特別料金」であることを強調させました。
更にチラシの保存率を上げるよう、「キャンペーン中にも使える」と銘打った500円サービス・クーポンをチラシに添付。チラシを廃棄してもクーポンを残して保存してもらえるよう、カンタンにチラシから外せる店名・電話番号記載の金券式クーポンにしています。
キャンペーンチラシへの反応は良く、依頼数は宣伝改善前の185%にまでアップ。エリア内での利用者が増えたことで地域における認知度も高まり、翌年に再度行ったチラシ配布では反応率が更に上がりました。現在では更なるエリア拡大を見据えられるところまで業績を伸ばしています。
<おわりに>
便利屋業がポスティングチラシで集客に成功した事例はいかがでしたか?便利屋業は対応するサービス範囲が広い分、「何ができるのか」を見込み客が想定しにくい傾向があります。地域・ターゲット層・季節等に合わせて提示するサービスをうまく絞込み、見込み客が手に取った時に「魅力的」とすぐに感じられるようなチラシを作ることが大切です。「できるサービス」をうまくアピールすることで、チラシの反応率・反響率は大きく変わってくるはずですよ。
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