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探偵業者の依頼数を増やすには?ポスティングチラシ作りでできる4つの集客術

株式会社アドネット

執筆者: 株式会社アドネット

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ブラインドから外を覗き込む写真
日本でも年々その需要が上がっていると言われている探偵業や興信所等の調査会社。しかし個人で事業を設立する人も多い上にいわゆる「大手業者」の宣伝が強くなるなど、依頼主の獲得競争は熾烈さを増しています。多くの依頼主を得るためには、クライアントからの依頼を待つ・紹介を待つだけではNG。ポスティングチラシ等を含めた様々な積極的宣伝を行っていくことが大切です。ここではポスティングチラシで集客をする時のポイントを、4つの側面からご紹介していきます。

1.「探偵社が何ができるのか」を知らせる

業務内容のバリエーションが広がっている現在の探偵業者。身辺調査や浮気調査等に加えて、現在は以下のようなトラブルに対応する業者が増えています。

・盗聴器の探索
・ストーカー対策
・いじめ対策
・ご近所トラブル対策 等

このような「探偵に対する知識・認識度の低い見込み客」に対して、チラシで「探偵です、なんでもご対応します」と言っても意味はありません。例えば先程の「探偵が婚前調査ができる」という例で考えてみましょう。チラシを見た見込み客は「探偵が何ができるのか」を知らない状態です。「なんでもできる、おまかせください」と言われても「それなら婚前調査ができる」という正解には思い至らないのです。

チラシを見た消費者が「自分に必要な情報(チラシ)かそうでないか」を判断するのは、チラシを見た最初の2~3秒であると言われています。この短い時間に「自分に必要な業者だ」と思わせるには、目につく場所のキャッチコピーで早い時点で「何ができるのか」を知らせる必要があります。「こんなことができるのか」と思わせて目を引くことで、他の掲載情報を読んで貰える可能性も高まるのです。

2.見込み客に問いかける

探偵業・探偵社のポスティングチラシ等による宣伝では、「問いかけ型」のキャッチコピーが有効であると言われています。「問いかけ型」について、まずは以下の2つの例を見てみましょう。

例A:浮気調査おまかせください。我が社が解決致します!
例B:もしかして浮気かも…とお悩みではありませんか?

A例とB例、2つの例のチラシを見たモニター調査では、実に75%以上の人が「Bの方の続きのテキストを読んだ」と回答しています。ちなみにその後のテキストによる説明内容については、A・B例ともに大きな違いはありません。「お悩みではありませんか?」という問いかけ型(疑問形)の文体が使われている点が、多くの人の心を掴んだのです。人間は「~しませんか?」「~ではないですか?」「どこに行きたいですか?」といった疑問形の文章を読むと、無意識のうちに「YES/NO」「××に行きたい」と言った「回答」を考え始めるという心理的傾向を持っています。先のA例のように「文章が発信側のみで終わっているパターン」とは異なり、問いかけ型のキャッチコピーではチラシと見込み客の間で「心理的な会話」がスタートしているのです。

例えば「浮気」についてボンヤリと悩んでいた人(=潜在的な探偵ニーズに気づいていなかった人)でも、「お悩みではありませんか?」と訊かれると心を揺さぶられます。「そういえばここのところ、ずっと悩んでいた…」という「隠されていたニーズ」に気づくことで、「探偵業が必要だ=この業者に依頼をしよう」というアクションに移りやすくなるのです。

3.見込み客を信頼させる

いくらキャッチコピーで見込み客を惹きつけても、「なんだか怪しい…」と消費者に警戒されてしまっては意味がありませんね。特に探偵業・探偵社といった業務に対しては、多くの消費者が漠然とした不審や不安を抱きがちです。人間は「今までに見知ったことのない世界」に対しては、実際よりも大きな警戒心・不安・疑念を抱くという心理的傾向を持っています。多くの人は「探偵」をフィクションでしか知らないのですから、不安になったり不信感を持つのはいわば「当たり前」。このような消費者の漠然とした不安を解消するために、チラシで早いうちに「クリーンな印象」「堅実な印象」を与えておく必要があります。

とは言え、「クリーンな経営です!」「安心して利用してください!」とただ文章で強調するだけでは、消費者側は納得をしません。見込み客達が無意識のうちに「安心できる会社だ」と感じられるよう、イメージの植え付けをしていく必要があります。

実績データを見せる

特に老舗の探偵業者・探偵社におすすめなのが、経歴や実績を見せるという手段です。例えば「年間調査件数」「設立からの年数」等を示されれば、「多くの人のトラブルを解決してきた」という信頼感をアップさせられることになります。なお、この時大切なのが必ず「数値(数)」を付与させて説明するという点です。

NG例:たくさんの人に利用されています。
OK例:設立からの調査件数42,183件。多くの方から選ばれています。

「多くの人に使われている」「調査力あり」といった漠然とした言葉をいくら連ねても、消費者は「誇大広告かも」と疑ってしまいがちです。反対に「数値」「統計データ」といった数を出していくと、消費者は「本当に実績があるんだ」「本当に老舗なんだ」と納得・共感をしやすくなります。

調査員・経営者の顔出しをする

信頼感をカンタンにアップさせられる手としては、「経営者・スタッフの顔写真を掲載する」という方法が挙げられます。人は「顔が見える相手」に対しては無条件で警戒感を緩め、信頼感を持つという傾向にあるのです。例えばSNSの発言で考えてみましょう。twitterやLINE等で「顔写真無しのアイコン」で発言している人よりも、「顔写真出し」で発言をしている人の内容の方が「本当らしい」と感じられませんか?「顔を出しているのだから、ウソはつかないだろう」「顔を出しながら発言しているのだから、内容に自信があるのだろう」という考えが、私達の中で無意識に働いているんですね。これと同じように、調査員や受付スタッフ・経営者等の笑顔の写真、ビジネスマン風の誠実そうな姿を見れば、見込み客側は「キチンとした業者だ」「信頼できる」という第一印象を持てます。

「業務の関係上、どうしても顔出しが難しい」という場合には、似顔絵風のイラスト等で代用するのも手。「人間の顔がこちらを向いて笑顔でいる」という絵に対しても、人は警戒感を緩めやすいです。顔出し写真よりは効果は劣りますが、「画像・写真を何も掲載しないチラシ」よりは集客効果を期待できます。

4.スムーズにアクションに移らせる

ポスティングチラシの反応率を上げる上で、重要なのが「顧客のアクションへの動線」です。「この探偵社に頼んでみようかな?」と思った見込み客がチラシの下部・裏面等を見て、そこに電話番号しか書かれていなかったとしたらどうでしょうか?

もしかしたら、その見込み客が帰宅してチラシを見たのは遅い時間かもしれませんね。「今晩は遅いからまた明日」と考えて放置、翌日になったら「やっぱり止めようか」と悩みだしてしまう、または忘れてしまう…こんな可能性も考えられます。また現在では、特に20代~30代前半層で「知らない人・企業・店舗に電話をかける」ということ自体に忌避感を持つ人も多いです。特に探偵業者への電話の場合、話が込み入りそうで難しそう、何をどう話せばいいのかわからない…と不安を感じてしまう人も少なくないでしょう。このような人達をもスムーズにアクションに移らせられるよう、探偵業者・探偵社側が「問い合わせの道筋」をいくつも提示しておくことが大切なのです。

QRコードを付ける

公式サイトの問い合わせフォーム等に誘導したい場合には、スマホユーザー向けにQRコードを掲載しておきましょう。またQRコードに慣れない人向けには、URLだけでなくGoogle等による検索ワードも合わせて説明しておいた方が適切です。

メール問い合わせでは記載事項を書く

メールでの問い合わせを受け付ける場合には、アドレスだけを掲載するのはNG。利用者側は「メールをどう書けばいいか」と悩んでしまいます。記載して欲しい事項を箇条書きで示しておきましょう。

マップ・企業内画像を掲載する

事務所のマップがわかりやすく示してあれば、消費者側は「問い合わせた後に、ここに行けばいいんだ」という流れを掴みやすくなります。ポスティングチラシの配布地域に工夫をすれば、マップ情報で「近い場所だ」「自宅から行きやすい場所だ」とも感じさせやすく、「選ばれる業者」となれる可能性が高まる要素です。

また受付・相談室等の画像を掲載しておくのも良いでしょう。キレイに整えられた相談室等の画像を見れば「行きやすそう」「安心して行ける」と感じられ、問い合わせへの心理的ハードルが低くなります。

<おわりに>
同じ探偵業者のポスティングチラシでも、キャッチコピーや掲載画像、そして紙質等に気を配ったものとそうでないものでは反応率に5倍~15倍もの差が出ることがあります。多くの依頼主を集客するために、「消費者目線」を踏まえたポスティングチラシを作ることを意識していきましょう。

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