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まつげエクステサロンの集客率を伸ばすには?ポスティングチラシ作りの4つのポイント

株式会社アドネット

執筆者: 株式会社アドネット

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2000年初頭頃から日本でのサービスが始まった「まつげエクステ」。15年以上の時間経過の中でまつげエクステを扱う店舗も右肩上がりに増加しており、顧客獲得のための競争はより激しいものになっています。安定した集客率を獲得するためには、リピーターを得やすい店舗近隣エリアへのマーケティングを行うことも大切です。地元密着型の消費を促進させるマーケティングとしては、昔ながらの「ポスティングチラシ」という方法が有効であると言われています。

ただ、ポスティングチラシでのマーケティングは単に店の名前と地図を載せておしまい、というものではありません。ポスティングチラシで集客率を上げていくためには、いくつかのポイントを抑えていくことが大切なんです。ここではまつげエクステサロンがポスティングチラシで販促を行う時に知っておきたい4つのポイントを解説していきます。

1.マツエクのメリットを提示する

消費者動向調査企業のアンケート調査によれば、日本人女性のうち「まつげエクステを利用したことがある」という人は全体の10%前後。20代女性では少々多くなるものの、それでも20%前後に留まっています。つまり見込み客である女性のうち、実に80%~90%は「マツエク未経験者」というわけですね。まつげエクステ未経験者の多くは、まつげエクステに興味は持っているものの、そのメリットをよくわかっていないという傾向があります。特に30代以降の女性の場合、「マツエク=派手になるもの」「ギャルがするもの」といった固定観念を抱いている人も多く、これがマツエク利用を遠ざけている理由ともなっているのです。まつげエクステサロンが集客を伸ばすためには、上記のような「まつげエクステ未経験者」を積極的に獲得していく必要があります。しかし消費者側からのアクションを待つインバウンドマーケティングの場合、まつげエクステ未経験者に対してはなかなか「マツエクのメリット提示」をすることができません。

しかし各戸のポストに届けられる「ポスティングチラシ」のようなアウトバウンドマーケティングであれば、今までマツエクについて特に調べていなかった/マツエクのことを知らない女性層に対しても「マツエクを選ぶメリット」を簡単に知らせることができます。

【まつげエクステのメリット提示例】
・目を大きく見せることができる
・ノーメイクでも顔立ちがハッキリする
・ジムやプール等に行っても安心
・メイク時間の短縮ができる(時短メイクができる)
・ビューラーによるまつげの傷みを防げる 等

ポスティングチラシではまず、上記のようなまつげエクステのメリットをキャッチコピーや画像によって素早く伝えていくことが大切です。なお年齢層によっても、上記のような様々なメリットの中で「どれを魅力的と感じるか」は異なってきます。例えば今後のターゲット層を主婦層にするのであれば、やはり「時短メイクができる」といった利便性が好まれやすいでしょう。

また20代前半といった若年層をターゲットにする場合には「顔を華やかに見せられる」「お泊りや旅行等でも安心」といった点が好まれやすい傾向にあります。今後のターゲット層をどこに絞るかを考えながら、自社が最も打ち出すべきまつげエクステのメリットを的確に伝えるキャッチコピー・画像を練り込んでいきましょう。

2.見込み客に安心してもらう

まつげエクステ未経験者層が「今までまつげエクステをしてこなかった理由」には「まつげエクステ・マツエクサロンに対する不安」が大きな影響を及ぼしています。

【消費者側のマツエクサロンへの不安】
・違法なサロンではないのか?
・エクステをする施術者の技術力に問題はないのか?
・サロンの衛生面に問題はないのか?
・料金を後から高く請求されるといったトラブルは無いのか? 等

特にここ数年で起こったまつげエクステの違法サロンによるトラブルの報道によって、消費者側には「マツエクをしても大丈夫なんだろうか」「安いサロン=違法サロンなのではないか」といった不安の声が多く見られるようになっています。このような消費者側の不安をいかに早く消し去り、「ここなら大丈夫」と感じさせられるかどうかでポスティングチラシの反応率も変わってくるのです。

見込み客に安心をしてもらうためには、以下のような情報をポスティングチラシの中に積極的に盛り込んでいく必要があります。

アイリストの資格・美容書登録について

アイリストが有資格者であること、美容書登録済みのサロンであること等は必ず表記し、違法な営業を行っていないクリーンなサロンであることをアピールします。

店舗内装の画像

まつげエクステサロンの多くは、外側から様子を伺うことのできない閉鎖的な店舗です。消費者は例え近隣に住んでいても、店の中の様子をなかなか知ることができません。店舗内装を掲載し、雰囲気や清潔さをアピールすることで「衛生的である」「高級感がある」といった安心感を生み出します。

料金表の提示

料金体系はできるだけわかりやすく表示するようにしましょう。リムーブ(オフ)、リペア(付け替え)等の料金がいくらかかるのかも明確に提示することが大切です。「表」等を用いると料金一覧が把握しやすく、明朗会計であることをアピールできます。また初心者向けに、画像つきで「この本数で概算がいくらかかる」といった提示をしてみるのも良いでしょう。

アイリストの顔出し

人間は顔が見えない相手に対して、本来よりも大きな不審感や疑念を抱く心理的傾向を持っています。簡単にいえば、「どんな人なのかもわからない人に目を触られたくない」というわけです。反対に反対に顔が見える相手に対しては匿名性が薄れる分、「信頼できる」「安心できる」という印象を持ちます。

そのためまつげエクステサロンのポスティングチラシでは、アイリストの顔を掲載するのが集客にも有効です。マスクをした施術中の姿だけでなく、笑顔の姿等も合わっせて掲載しておくのが理想的と言えます。

3.他店との違いをアピールする

消費者のまつげエクステに対しての興味関心を高め、不安を払拭できたら、その次に必要となるのが「自店ならではの強み」のアピールです。「マツエクが良いことはわかったけど、そのお店を選ぶべき理由は何?」という消費者の疑問に答えるプロセスが必要というわけですね。特にマツエク経験者の場合にはマツエクの利点等はもう「知っている情報」ですから、マツエクの全般的な利点等は飛び越えて一刻も早くお店の「強み」を知りたいことでしょう。ポスティングチラシの場合、配布をするのは主に店舗近隣のエリアとなりますから、「お店が近い(通いやすい)」という点がアピールできるのは確かに大きな「強み」と言えるでしょう。

しかしマツエク関連の店舗が増えている現在では、同一エリア内にマツエクを取り扱うヘアサロン等の競合店がある可能性も高いです。他店との差別化を測り「ここでしかできないサービス・技術」をアピールすることが、消費者側の最終的な「予約・来店」というアクションへの大きな後押しとなります。

【他店との差別化例】
・新技術がある
・高い技術を持ったアイリストが在籍している(コンテスト優勝者等)
・深夜営業をしている
・マツエクつけ放題を行っている
・リペア料金が安い
・店舗に高級感がある 等

自店舗の「強み」はどこにあるのか、今後獲得したいターゲット層が魅力と感じるポイントは何かかといった点を考えながら、アピールすべき差別化の要素を絞っていきましょう。

4.オファーで初来店へと誘導する

ポスティングチラシの反響率・反応率を大きく変える存在としては「オファー(特典)」も忘れてはいけません。オファー(特典)には様々なものがありますが、まつげエクステサロンの場合には例えば「チラシ持参の方にまつげ美容液1本サービス」といったプレゼント企画や、「初めてご来店の方料金20%OFF」等の割引きクーポン等が一般的なところです。オファー(特典)を付ける利点としては以下の3つが挙げられます。

チラシの廃棄率が下がる

「プレゼント/割引」といった利点が早めに提示されることで、消費者側は「チラシを持っておいた方がトク」という考えを持ちます。ポスティングチラシの目立つ箇所にオファーがある場合、ポスティングチラシの廃棄率が下がり、手元に残しておいて検討する確率が上がるのです。

限定性による来店・予約への後押し

人間は「限定性」があるものに対して高い価値を感じる傾向にあります。例えば割引・プレゼントといった特典の利用期限が決まっている(時間の限定性がる)場合、消費者側は「今使っておいた方がトク/その後になってしまうとソン」と感じ、「期限内に使おう」と感じやすいわけです。「興味はあるけれど、そのうちでもいいか」と来店を先延ばしにしやすい消費者側にとって、このような限定性のある特典は予約・来店というアクションへの大きな後押しとなります。

チラシの反応をチェックできる

クーポンやチラシを持参して貰えば、店舗側でポスティングチラシの反応率をチェックすることができます。また特典利用者の年齢層や住所等をチェックしておけば、どの層の反響が高いか等を調べるのもカンタンです。このようなデータはターゲット層の更なる絞込みや、今後のポスティングチラシ宣伝の改善の参考にもなります。

<おわりに>
まつげエクステサロンがポスティングチラシで集客率を上げるためには、チラシ内に上記のような様々な情報を掲載していく必要があります。しかし情報を入れ込みすぎて散漫になったり、読みにくいチラシを作ってしまっては意味がありません。「あれもこれも」と欲張るのではなく、どのポイントを重視するかを考えながら情報量のバランスを取っていきましょう。

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