まつげエクステサロン宣伝にGISポスティング!集客を伸ばす3つの強みと活用事例
2000年台以降、美容業界で急速な伸びを見せている
まつげエクステサロン 。近年では個人経営のホームサロン等の小規模店舗も増え、店舗増加数は直近10年で
50倍~60倍以上 という驚異的な拡大率を見せています。しかしその反面、各地域における顧客の争奪戦は厳しくなっており、特に
小規模サロンの中には苦戦 を強いられている店舗が少なくないようです。
そんな中、集客率を改善する宣伝媒体として「
GISポスティング 」という手法が注目されるようになっています。
GIS とは、国勢調査・不動産調査・推計年収データといった様々な調査データを使用した
地理情報システム のこと。地理情報システムを使った「
ポスティングチラシ 」という宣伝媒体が、いま何故注目を浴びているのでしょうか?ここではその3つのポイントや、アイラッシュサロンの宣伝にGISポスティングを使った活用事例についてご紹介していきます。
まつげエクステサロンの宣伝にGISポスティングが注目される理由とは?
1.潜在ニーズ層にもアプローチできる「ポスティングチラシ」
90年代には全国でわずか16億円台だった
インターネット広告費は、2016年には1兆円を越え 、今や宣伝媒体の一角を担う存在となっています。マツエクサロン・アイラッシュサロンの広告としても、たしかにネット宣伝は軽視できない存在です。しかし「ネット宣伝のみ」に媒体を絞るのは早計と言わざるをえません。ネット広告にはリスティング広告・サロン登録サイト等の様々なものがありますが、原則として「
既にニーズが顕在化している見込客 」にしかアプローチができないという弱みを持っています。簡単に言うと、「
マツエクに興味を既に持っている人 」にしか宣伝をしにくいのです。
リクルート「
BeautyWorld総研 」のアンケート調査によれば、東名阪の20~49歳の女性のうち、何らかのアイビューティーサロンを経験したことがある率は全体の23.3%。4人のうち3人はまつげサロンに行ったことが無い…というのが現状です。しかもこの率は「まつげパーマ」も加えた数値なので、「まつげエクステ」を利用している率は更に下がります。つまり「
ネットでサロンを探す状態 」にある女性は、
全体の10%~20%以下 しかいないという可能性大なんです。
今後マツエクサロンが多くの利用客を獲得する上では、「
経験者 」に加えて「
マツエクの良さを知らない未経験者 」に対しても宣伝を行う必要が出てきます。ただ前述のとおり、ネット広告では「
マツエクに興味がまだ湧いていない層 」に対しての効果的宣伝がなかなか行えません。そこで注目を浴びたのが「
ポスティングチラシ 」という宣伝媒体です。
各戸の
ポストに投函されるチラシ は、郵便物との仕分け等のために
98%~99%という高い確率で視認 されます。チラシチェックの時間の中で「すっぴんでも目力が出る!」「時短メイクになる!」といった利点が伝われば、未利用者層も「
まつげエクステに挑戦してみようか 」という興味が湧く確率が高まります。「
キレイになりたい 」という潜在的なニーズはほとんどの女性が持っているもの。
潜在的ニーズを持つ層に直接的にアプローチ できる「
チラシ媒体 」を宣伝に取り入れれば、獲得できる見込客層の大幅な拡大も期待できるのです。
2.「GISポスティング」ならターゲットへのリーチ率がアップ
従来のポスティングでは、「
店舗の近隣 」等の指定地域に対して全戸にチラシを配布するのが基本的な手法でした。しかしこの場合、ターゲットではない層にも多くのチラシが撒かれることになります。ターゲットが「
女性 」にほぼ限定されているまつげエクステサロン・アイラッシュサロンの場合、このような
宣伝ロスは大きな悩みのタネ ともなっていました。
この点を大きく改善したのが、
地理情報システム・商圏データ(Geographic Information System) を使った「
GISポスティング 」です。GISポスティングでは、国勢調査データ等を使って店舗に来店しやすいエリアの中から「
女性居住者が多いエリア 」を抽出することができます。また5歳ピッチでの年齢特定による抽出も可能。「20歳~25歳の女性が多いエリア」「30歳~35歳の女性が多いエリア」といったターゲットの占有率の高いエリアを選び出して
集中的マーケティング を行うことで、
チラシの反響率・反応率をより高めていくことが期待 できます。
3.注目の特化型マツエクサロン宣伝にもピッタリ
美容系店舗のマーケティングでは、近年
「ペルソナ」(来て欲しい理想の顧客のモデル) の絞り込みが重要と考えられるようになりました。「女性全般」を対象とするより、ライフスタイル・嗜好・収入層等を絞り込んだ店舗コンセプトがあるサロン経営、そのコンセプトに合ったマーケティングが集客率をアップさせるというわけです。
例えば近年注目される「
大人女性向け 」のマツエクサロンも、ペルソナを絞り込んだ「
特化型 」のひとつのスタイルですね。性別・年齢だけでなく様々な複数セグメントによるエリア抽出ができるGISポスティングは、このようなペルソナを絞り込むマーケティングにもピッタリと言えます。GISポスティングでは、世帯の家族構成・不動産データによる一戸建て/マンションの多いエリア・推計年収等、複数のセグメントを用いて更に
細かくエリアを選定 していくことができるのです。
大人女性向けの中でも、ターゲットを「若い主婦」にするのか「富裕層のミセス」にするのか、はたまた若い女性向けでも「キャリア女性」にするのか…店舗のペルソナに近いターゲットが多くいる層に向けて集中的マーケティングを行えば、チラシの反応率上昇が狙えるだけでなく
リピーター率のアップ にも繋がります。
まつげエクステサロンの宣伝にGISポスティングを使った活用事例
定額制マツエクサロンのフェアチラシ
【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
・時間定額制・つけ放題のアイラッシュサロン
・オフオン込で最短90分のスピード施術が魅力
・駅近に競合店が生まれたため料金体系を値下げ
・平日夜9時まで営業時間を拡大
・初回最大35%引きのクーポン添付予定
【ターゲット層想定】
「
盛り放題 」のボリューム施術を魅力とすることから、まつげメイクにインパクトがあるスタイルを好む主20代の若年層からの反響が最も高いと見込まれる。平日夜間の営業時間拡大を新たなアピールポイントとしたいので、「
仕事帰り等に使いやすい 」と感じる若い独身OL層がメインターゲット層となる。リーズナブルな価格帯もメリットのひとつだが、頻繁なリピート利用獲得のため平均年収よりもやや高い収入層に集中的なマーケティングをしたい。
【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データから、20歳以上~30歳未満の女性が多いエリアを選定。更に「一般世帯数・世帯構成1人」という家族構成に加えて不動産データから「共同住宅数(共同住宅借家世帯数)」が多いエリアを抽出することで、マンション・アパート等で一人暮らしをしている女性の占有率が高いエリアを抽出していくことができます。また推計年収データから、地域の20代平均年収よりもやや高い「推計年収300万円代」のデータを加えれば、よりターゲット占有率の高い地域を絞り込むことも可能です。
個人経営ホームサロンのオープニングチラシ
【宣伝対象・配布予定チラシの特徴】
・マンションの一室を使ったホームサロン
・完全予約制・マンツーマンのプライベートサロン
・敏感肌用低刺激グルー使用・全施術でパッチテストOK
・長持ちするマツエクスタイルを提案
・マンション1Fの託児施設と提携、お預かり割引あり
・ロマンティックスタイルのインテリアも魅力
【ターゲット層想定】
マンツーマンでゆったりとした接客スタイル、上品で長持ちするマツエクデザインを得意とするアイリストであることから、マツエクに高いクオリティや安全性を求める大人の女性がメインターゲットとなる。キッズ対応があるので、主婦層からの反響が高いと想定される。時間枠が他店より長く回転数が少ない分、料金設定が地域平均よりもやや高いため、「
安さよりも質 」を重視する準富裕層以上の獲得を期待したい。
【GISによる抽出・宣伝例】
国勢調査データを元に、35歳以上~50歳未満の女性が多いエリアを抽出。これに「一般世帯数・3人~5人以上」「推計年収800万以上」のデータを加えることで、いわゆるアッパーミドル層以上の家庭の占有率が多いエリアを選定します。「昼間人口総数」の多いエリアをプラスすれば、平日昼間にサロンに訪れやすい主婦層の占有率が高いエリアを更に絞り込むことも可能です。
<おわりに>
GISポスティングの利点を最大限に駆使するには、まず店舗のコンセプトを振り返り、
ターゲット層をしっかりと絞り込む ことが大切です。自店舗のマツエク技術はどの世代にウケるのか?サロンのインテリアやサービスはどんなライフスタイル層に好まれるか?様々なポイントからターゲット層を細かく絞り込み、
チラシデザインやキャッチコピー等にも反映 させていきましょう。
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