整骨院・整体院のチラシ作成のポイントは?ポスティングのコツも解説|ポスティング.com

トップバナー
トップバナー

整骨院・整体院のチラシ作成のポイントは?ポスティングのコツも解説

整骨院・整体院のポスティング
令和5年の厚生労働省の調査結果によると、日本全国の整骨院・整体院などの施術所はおよそ51,000件。その数は年々増加傾向にあります。誰もが気軽に施術に通えるようになってきている反面、競争の激化により集客に悩む経営者様も多くいます。

整骨院・整体院等の集客には、昔ながらの「ポスティングチラシ」が効果的です。この記事では、整骨院・整体院等のポスティングチラシの集客効果について解説していきます。
【目次】
ポスティングをお考えの方はこちらから

整骨院・整体院の集客は「地元顧客」へのポスティングが有効

整骨院・整体院が集客を考える上で重視するべきなのが「地元顧客」へのアプローチです。カラダファクトリーが月に1回以上整体に通う男女113人にアンケート「今通っている整体院を気に入っている理由は何ですか?」の回答は、以下のような結果になりました。
整体院を気に入っている理由のアンケート結果
3番目に多い理由として「通いやすい場所にあること」が挙げられていることが分かります。実に全体の4割近くの人が「通いやすさ」をメリットに感じていることから、地元顧客をメインターゲットに据えた方が集客効果は高められるでしょう。中でも最も欲しい「リピーター顧客」を得るためには、潜在的なリピーターになりやすい「周辺地域の住民」を外せないのです。

ポスティングは「特定エリア」への宣伝に強い

ポスティングは「店舗周辺」などの「特定エリアへの宣伝」を得意とします。Web広告でも表示エリアを絞ることはできますが、ユーザーの検索結果などに伴い広告が表示されるので、「潜在顧客には情報が届きにくい」側面があります。

対して、ポスティングであれば店舗の存在を知らない潜在顧客に向けてもアプローチができるほか、「〇〇丁目まで」「自転車で来られる範囲まで」といった細かなエリア指定を行うことも可能です。

また、国勢調査等から抽出したデータを用いて「人口」「世帯数」「年齢層」「年収帯」「男女比」などの数値を割り出すこともできます。
関連コンテンツ:GISポスティングとは…?

店舗の認知度アップが集客につながる

人は意外と、近所にどんなお店があるのかを把握していないものです。たとえば「最寄り駅の近くに歯科医院は何軒ありますか?」と質問されて、パッと答えが出てくるでしょうか?

このような「自宅近隣の店舗」に対する質問の正答率は、わずか10%程度しか無いと言われています。店舗の認知度は、立地にも影響されています。たとえば以下のような立地の場合、住民からの認知度は低くなりがちです。

【店舗認知度が低い立地】
・ 利用者の少ない側の駅出口側にある
・ 商店街・スーパー等の買い物ルートから外れている
・ 大通りに面していない
・ ビルの2F以上、もしくは地下にある 等


しかし上記に該当するからといって立地の良い物件に引っ越すというのも、すぐには実行できるものではありません。そこで店舗の存在の認知のために、ポスティングが役に立つのです。

チラシで店舗の名前やマップを掲載することで、地域住民の中でもピンとくる人の数は多くなります。駅から徒歩5分!」「スーパーマーケットのすぐそば」といったキーワードを添えることで、より「行きやすい場所にある」という印象を与えることもできます。

整骨院・整体院のチラシは「広告規制」に注意

整骨院や整体院の宣伝では、法律による広告規制があるので、チラシの作成には注意が必要です。この章では、整骨院・整体院の「広告規制」についてくわしく解説していきます。

医療行為と誤解させる表記はNG

整骨院・整体院で行われる「施術」は、医療行為ではありません。そのため、「治療」「診療」「患者」など、医療行為を想起させるような記述はNGになります。他にも以下の表現は避けるべきでしょう。

・ 「肩こり」「腰痛」などの具体的な症例名
・ 施術方法や施術中の写真
・ 来院を促すような文言
・ 施術料金

広告規制違反が発覚するとどうなる?

広告規制違反が確認された場合、管轄の保健所や地方厚生局から指導が行われます。指導を受けてもなお改善が見られない場合は、刑事告発されるおそれもあります(柔道整復師法第30条第5号、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第13条の8)。

チラシに記載する情報はきちんと吟味することが大切です。

整骨院・整体院のチラシに記載できる内容

整骨院・整体院のチラシに記載できる情報は、以下の通りです。
整骨院のチラシに記載できる内容 整体院のチラシに記載できる内容
  • ・ 柔道整復師であること
  • ・ 施術者(有資格者)の氏名
  • ・ 整骨院の住所・電話番号
  • ・ 営業日・営業時間
  • ・ 予約・出張による施術の有無
  • ・ 駐車場の有無
  • ・ 施術者の氏名
  • ・ 行っている事業の名称(はり・灸など)
  • ・ 施術内容(適応症は記載NG)
  • ・ 整体院の住所・電話番号
  • ・ 営業日・営業時間
  • ・ 予約による施術の有無
  • ・ 駐車場の有無
ポスティングをお考えの方はこちらから

整骨院・整体院のポスティングチラシ作成3つのポイント

ここからは、整骨院・整体院のポスティングチラシ作成のポイントをご紹介します。
整骨院・整体院のチラシ作成のポイント

整骨院・整体院のペルソナを明確にする

チラシのデザイン作成の前に、誰にチラシを届けたいのかペルソナを設定するところから始めましょう。ペルソナとは、商品・サービスを利用する「架空の顧客像」のことです。ペルソナを決めることで、デザイン全体の方向性や訴求点が見えてくるようになります。

整骨院・整体院のペルソナ例を以下にご紹介します。
個人のプロフィール
名前 山田 太郎(やまだ たろう)
性別 男性
年齢 45歳
居住地 東京都世田谷区
職業 ITエンジニア
収入 600万円
起床時間 AM 7:00
就寝時間 PM 11:00
既婚・未婚 既婚
外食 or 自炊 自炊
SNS X
ライフスタイル
趣味 ジョギング、読書
休日の過ごし方 家族と過ごす、スポーツ観戦
好きな食べ物 和食全般、カレーライス
価値観
性格 几帳面、慎重
お金の使い方 必要なものにしっかり投資
来院を選ぶ基準 通いやすさ、技術の信頼性、清潔さ
抱えている悩みとニーズ
抱えている悩み 慢性的な腰痛、肩こり
悩みの解決方法 整骨院での定期的な施術、セルフストレッチ
どうなりたいか? 痛みを軽減し、快適な日常生活を送りたい
来院の懸念事項 効果の有無、通院の時間の確保
サービス認知プロセス ポスティングチラシ、SNS

自院ならではの「強み」を見つける

整骨院・整体院の数は年々増加傾向にありますから、自院の近くに他の治療院があることも少なくありません。そうなった時に、他院と差別化できる「自院ならでは」の強みを打ち出すことが重要です。かつ、それらの内容が、初めての来院でお客様が抱きやすい悩みを解決し、安心感につながるものである必要があります。

【お客様の抱く治療院への不安】
・ 治療法がわからない(痛みへの不安等)
・ 施術者・経営者がどんな人かわからない(悪質経営に対する不安、セクハラ等への不安)
・ 院の実績がわからない(技術面・治療効果への信頼性への不安) 等


ポスティングチラシ宣伝に工夫をした施術院の中には、20~30代の若い女性にターゲットを絞り訴求した結果、宣伝前の2倍に反響を増やした施術院も存在します。

自院・サービスの強みをキャッチコピーで端的に訴求

自院の強みを端的に表すキャッチコピーは、チラシの反響を高めるうえでも重要なポイントです。読み手はチラシの印象を3~5秒で決めると言いますから、まずはキャッチコピーを見て、チラシをじっくり見るかどうかを判断します。

あまり長すぎるキャッチコピーは読んでもらえませんので、文字数は20文字前後が望ましいです。凝った言い回しを考える必要はなく、お客様からの実際の声や口コミ評価の内容なども反映しながら、コンパクトにまとめてみましょう。

キャッチコピー作成のコツは、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひ参考にしてみてください。
ポスティングをお考えの方はこちらから

整骨院・整体院のポスティング集客を上げるには

チラシを用意したら配布を行います。この章からは、ポスティングをするうえで気を付けておきたいポイントをご紹介します。
ポスティング集客を上げるには

「商圏」をベースにターゲットが多いエリアに配布する

ポスティングをするうえで重要なのは、配布エリアの選定です。ターゲットが少ないエリアにチラシを配布しても効果はありませんから、ランダムに配布するだけでは集客につながりません。店舗が集客可能な範囲のことを「商圏」と呼び、その範囲によって1次商圏~3次商圏に分けることができます。
1次商圏~3次商圏の区分
一次商圏 顧客が徒歩10~15分で通える範囲
二次商圏 顧客が自転車で10~15分で通える範囲
三次商圏 顧客が車・電車で30~40分で通える範囲
店舗に近いエリアで集客をしたい場合は、1次~2次商圏が妥当でしょう。さらにその商圏内でターゲットが多く住んでいるエリアを割り出すと、より効率的に集客ができます。ポスティング業者に配布を依頼すれば、国勢調査等の正確なデータをもとに、エリアを割り出してくれます。
ポスティングをお考えの方はこちらから

チラシは異なるデザインでABテストを行う

可能な限りチラシはAとBの2つのパターンを用意しておき、同時に配布することをおすすめしています。というのも、どちらのパターンがより反響があったかを確認することで、より反響を高めるチラシをブラッシュアップしていくことができるからです。

と言っても、まったく異なるデザインのチラシを用意する必要はありません。たとえば、メインのキャッチコピーや写真を変えるだけで問題ありません。

チラシ配布後は必ず効果測定を行う

ポスティング後は必ず効果測定を行うようにしましょう。ポスティングの場合はチラシの反響率を見ます。反響率は「反響数÷チラシの配布枚数×100」で算出することができます。

ポスティングの効果が想定より少なかった場合は、原因を分析してみましょう。配布エリア、配布タイミング、チラシのデザイン……考えられる要因はたくさんあります。一回のポスティング結果で判断してしまうのではなく、ブラッシュアップを行ったうえで再度ポスティングしてみるのをおすすめします。改善の結果、反響率が上がったケースもたくさんあります。

ホームページへ誘導する

先述した広告規制ですが、ホームページはチラシに比べて規制が厳しくありません。そのため、具体的な情報はホームページに飛んでもらうために、チラシには誘導となるようなキャッチや、ホームページへのQRリンクを掲載するとよいでしょう。

ホームページには「お客様の声」や「院内の写真」などの情報も掲載可能です。

整骨院・整体院のポスティングチラシに関するよくある質問

美容室のポスティングチラシに関連したよくある質問に回答します。
整骨院・整体院のポスティングチラシに関するよくある質問

Q. ポスティングの反響率はどれくらいですか?

整骨院・整体院チラシの反響率はおよそ0.01~0.3%、10,000枚のチラシを配布して1~30件の反響がある計算になります。

Q. ポスティングを外注する場合、いくらくらいかかるか知りたいです

チラシの配布だけを依頼する場合、A4チラシ10,000枚を軒並み配布で3~5万円、セグメント配布の場合で5~10万円が相場です。

チラシのデザインや印刷も外注すると、上記に加えてプラス3~10万円を見ておくとよいでしょう。

Q. 自分でチラシを配ろうと思うのですが、注意点はありますか?

自店舗の人員でポスティングを行う場合は、クレーム発生時の対応について、事前に決めておくことが大切です。最も多いクレーム内容は「ポストに「チラシの投函禁止」と書いているのにチラシが入れられていた」というものです。暗い時間帯にポスティングをするとこの表示に気づけないことがあるので、見落とさないよう注意しましょう。

また、万が一クレームが発生した場合は、初動が何より肝心です。すぐに住人の方に連絡を取り、謝罪の言葉と、今後はチラシを投函しない旨を伝えるようにしましょう。

ポスティングは特別な資格は必要なく誰でもできますが、ポスティングのやり方によっては違法行為に抵触してしまうおそれがあるので、その点は注意しなければなりません。以下の記事でくわしく紹介していますので、ポスティングを行う前にぜひご参照ください。

Q. ポスティングを業者に依頼するメリットは何ですか?

ポスティング業者に依頼するメリットは以下の3点です。

・ ターゲットの多いエリアを割り出すことができる
・ 過去にクレームがあった物件を回避できる
・ 人的・時間的コストの節約になる


また、依頼する業者によってはチラシのデザインやクレーム対応まで請け負ってもらえます。

まとめ|掲載できる情報が限られているからこそ、チラシの見せ方に工夫を!

整骨院・整体院のチラシ反響を上げるポイントやポスティング時の注意点をご紹介してきました。他の業種と異なり、整骨院・整体院はチラシに記載できる情報に制限があります。その点は少し苦労するかもしれませんが、キャッチコピーやデザインを工夫することで、チラシを読んでもらえる可能性は高まります。

また、実績の豊富なポスティング業者に依頼することで、エリアやデザインの具体的なアドバイスをもらえます。
チラシのデザインのことはプラスサービスへ

合わせて読みたい関連記事

業種別ポスティング成功事例

業種別ポスティング集客効果

ポスティング.comへのお問い合わせはこちらから