GISポスティングとは?ターゲットにチラシを届けるためのポイント
執筆者: 株式会社アドネット
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今現在、ポスティングを検討されているお客様で、「なるべくターゲット層の多いエリアにだけ配りたい」と考えている方はいませんか?
一見、効率の悪い印象を持たれることも多いポスティングですが、GIS(地理情報システム)を使用することによって、上記のような要望を叶えるポスティングが実現できるのです。
本記事では、「GISポスティング」の特徴やメリットについて詳しく解説していきます。
GIS(地理情報システム)とは
GIS(地理情報システム)とは、国勢調査の統計結果や衛星写真など、土地に関するさまざまなデータを集計し、参照することができるシステムです。GISを用いることで、配布エリアの設定や配布ルートの最適化など、より効率的で効果的なポスティングを行うことが可能です。
たとえば、ある飲食店が新商品を発売する場合、GISポスティングでは、ターゲットとする消費者層が多く集まる地域を調査し、その地域の地図上に配布エリアを設定します。その際、道路や公共交通機関の情報、建物の高さや形状、人口密度などの地理情報を利用して、より効果的な配布ルートを計画することができます。
また、GISを用いることで、配布エリア設定において、競合店舗の位置関係や、顧客層の傾向なども考慮することができます。そのため、より精度の高いポスティングが可能となるのです。
ポスティング業者の多くは、この機能を用いて配布計画を立てています。
他にも、GISでは以下のようなデータを参照することができます。
■GISで参照可能なデータ
- 店舗から〇〇km以内
- 市区町村/町丁目名
- 総世帯数
- 年代別世帯数
- 年収別世帯数
- 世帯人数
- 住宅の種類など
GISポスティングのメリットは
GISを用いたポスティングを行うことで、以下のようなメリットがあります。
・データに基づいたターゲットの設定が可能
先にお伝えしたように、GISではさまざまな数値データを参照することができます。
そのため、配布エリア選択においても明確な根拠を持って設定することができるのです。
たとえば、従来のポスティングでは事業所や店舗を中心とした「半径〇〇km圏内へ全戸配布する」といった手法が主流でした。
しかし、このやり方ですとターゲット層の少ないエリアにもチラシを配布することになるため、必ずしも反響を得られるポスティングができるとは限りません。
GISではこの点をクリアにし、「20~30代の若年層が多く住んでいる地域」「小学校・中学校区周辺の世帯数」などが正確に把握できるため、よりニーズに即したポスティングが可能になります。
・コストパフォーマンスが高い
配布エリアを細かく指定できる分、余計な地域への配布を避けられるので、結果的にポスティングにおける人件費や印刷代などを抑えることができます。
GISポスティング自体は通常のポスティングサービスに比べると少々割高になりますが、配布エリアを限定して配布を行うため、レスポンスも高く、結果として費用対効果の高い手法であることは間違いありません。
GISポスティングが向いている業種
GISポスティングは、特定の地域に住むターゲット層に対して、より効果的かつ正確な配布が可能であるため、以下のような業種に向いています。
・小売業
小売業は、地域性が強いため、地域住民に向けた広告が効果的です。GISポスティングなら、地域住民をターゲットにしているため、小売店のプロモーションに適しています。例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが挙げられます。
・不動産業
不動産業では、物件の近くに住んでいる人々をターゲットにすることができるため、GISポスティングは非常に有効です。例えば、不動産会社やアパート、マンション、一戸建てなどの住宅を扱っている業者に適しています。
・飲食
飲食店は、地域住民に向けたプロモーションが必要です。GISポスティングは、地域性が強いため、地元の人々に向けた宣伝が可能です。例えば、レストラン、カフェ、居酒屋、ファストフード店などが挙げられます。
・学習塾・習い事
学習塾や習い事教室なども、利用者がある程度限定されているため、GISでターゲットを絞り込みやすいでしょう。たとえば高校・大学受験のための学習塾、仕事終わりの会社員を想定したパソコン教室などが挙げられます。
その他にも地域性の強い業種であれば、効果的な広告手段として検討することができます。
GISポスティングで反響を上げるには
GISポスティングでは細かなエリア設定が可能なため、一度ポスティングをして満足してしまいがちです。
しかし、可能な限り配布後は効果測定をし、反響率を把握しておくのがよいでしょう。
たとえば以下のような方法で、反響を確認することができます。
- ■来店時にお客様へアンケートを行う
- ■クーポン・特典付きチラシを作成し、来店時に持参してもらう
- ■専用電話回線を用意する
これらの方法で、配布に対してどのくらいのレスポンスがあったかを確かめることができます。
また、上記のデータを用いて反響率を導き出すことでポスティングによる効果が見えやすくなります。
反響率の求め方は以下の通りです。
反響率(%)=反響数÷チラシ配布部数×100
ちなみに、一般的なポスティングの反響率は0.01~0.3%といわれています。
この数値に対して自サービスの反響率がどのくらいあったか比較してみると、次の戦略も立てやすくなるでしょう。
おわりに
先述したように、GISシステムを導入しているポスティング業者は多く、効率のよい配布エリア設定を提案してもらえる可能性は高いでしょう。
また、万が一ポスティングでトラブルやクレームが発生した場合のノウハウも蓄積されているなど、ポスティング業者に配布依頼をするメリットは多いです。
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